国債とは?
国債とは、国の借金のこと。
国は予算を決める。歳入と歳出。
予算が赤字になりそうだと、国債を発行して借金する。
国は国債(債券)を発行して国民や民間銀行に売ってお金を借りる。
債券には利息がつき、返却期間などが決められている。
国債のメリット
国が発行している債券なので信用があり、確実な返済能力がある。
個人向け国債は、固定金利と変動金利を選べる。
今後金利が上がる場合は変動金利、下がる場合は固定金利が有利となる。
個人向け国債は、個人間で1万円から1万円単位で譲渡・相続することが可能。
保有者が亡くなった場合、相続人の口座へ移管することもできる。
国債のデメリット
デフォルト=債務不履行が起こった場合。
それは「日本国の経済破綻」を意味する。
国債は元本割れのリスクが低いが、投資商品としては金利の低いローリターン商品。
個人向け国債の場合、途中解約した場合、利子に対するペナルティー金が発生する。
国債は投資というよりも定期預金に近い。
普通国債残高:2022年度末には1029兆円に上ると見込まれている。
歳出の中で多くの割合を占めるのが社会保障費(年金・医療・介護など)
国債を保有している人の割合は、半分は日本銀行、外国人はほとんどいない。
日銀(日本銀行)と国債の関係
日本銀行が国債を引受けるのは原則禁止(財政法第5条)
中央銀行が国債を引受けて政府へ資金供与をすると、政府の財政節度を失うから。
中央銀行通貨の発行に歯止めが掛からず、悪性のインフレーションを引き起こすから。
国の通貨や経済そのものに対する国内外からの信頼も失われるから。
これは過去の歴史から得た教訓。
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