貯蓄型終身保険を掛け捨て医療保険に切り替えて節約
「貯蓄型保険」の「貯蓄」は「手数料の高い投資」と同じ。
生命保険会社に手数料を抜かれ、自分の代わりに保険会社が投資運用している状態。
自分で投資しておけば儲かったのに、わざわざ保険会社に手数料を払って損をしている。
まずは医療保険を掛け捨てタイプの県民共済に加入する。
そして加入手続きが済んだら、貯蓄型の医療保険を解約する。
貯蓄型から掛け捨てに切り替えたグラフ
貯蓄型の終身保険
貯蓄型保険料:月9500円
払込期間:65歳まで
病気による入院給付金:1日5000円
23歳~65歳の43年間の総額支出:約460万円
65歳まで支払い切れば、65歳以降の支払いはゼロになる。
65歳以降は、終身保険は今までと同じ条件にて適用される。
解約すると、支払った保険料の合計の、15%くらいが戻ってくる。
「掛け捨て」の県民共済
掛け捨て保険料:月2000円
割戻し金:月換算で500円
実質負担:月1500円
病気による入院給付金:1日8000円
23歳~65歳の43年間の支払い総額:774,000円
65歳以降も同額の保険料を支払わなければならない。
保険の適用は85歳まで。
掛け捨てで、解約してもお金は戻ってこない。
将来の入院費や医療費について
後期高齢者医療制度
75歳以上は「収入のあるなし」にかかわらず、後期高齢者医療制度に加入されている。
高額療養費の自己負担額は、一ヶ月で57600円。
入院した場合、1食460円の食事代がかかる。
75歳以上の1ヶ月の入院費用
自己負担額:57000円
食事代:460✕3✕30=約40000円
諸費用:10000円
合計:100000円
終身医療保険の考え方
終身の場合、65歳まで満額を払えば、その後の保障は死ぬまで受けられる。もし長生きをして、85歳以上で病気になり長期入院したとしても、保険からある程度の保障を受けることができる。
しかし、終身ではなく安い掛け捨ての保険にして、差額分を積立投資をして複利で稼いでおけば、大きな資産ができる。
たった月8000円が65歳で2500万円の資産になるはずなので、必要であればこれを現金化し、入院費などに当てる。
入院しなければ、自由に使えるお金として残るので、保険より株式の方が融通が効く。
節約方法まとめ
掛け捨て県民共済で、病気やケガに対する保険を、安い値段で抑える。
浮いた費用を
米国ETF(S&P500)や全世界ETFなどへ積立投資。
すると65歳になる頃には積立投資分が複利を生んで大きくなっている。
また、65歳~85歳も、県民共済を継続し、安い掛け捨てで保険をかけておく。
85歳以降に入院や病気でかかったお金は、資産を崩して支払う。
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