IPアドレスとは?
32ビット(桁)の2進数。
読みやすくするため、8ビット毎にドットで区切っている。
また、その8桁の2進数を、0~255の10進数に変換して表現する。
8bit = 1byte
IPアドレス = 32bit = 4byte
サイトのIPアドレスはコマンドプロンプトで調べることができる。
このサイトのIPアドレス
>nslookup note.nonbiri3.com
サーバー: UnKnown
Address: 192.168.43.1
IPアドレスを調べる(windowsパソコン)
コマンドプロンプトを開く⇒ipconfig
以下、色々表示される。
IPv6 アドレス
一時 IPv6 アドレス
リンクローカル IPv6 アドレス
IPv4 アドレス
サブネット マスク
デフォルト ゲートウェイ
MACアドレス
別名「物理アドレス」
ネットワーク機器それぞれに、製造段階で割り当てられる装置固有の識別番号のこと。
この番号を基に機器を識別して、通信相手を決定する。
静的IPアドレス(固定IPアドレス)
ホームページの公開サーバーや、メールの送受信のためのメールサーバーなど。
TCP/IPとは?
TCP = Transmission Control Protocol
IP = Internet Protocol
TCP/IPとは、IP通信で使用するプロトコル群の総称。
プロトコル群 = IP,ICMP,TCP,UDP,HTTP,SMTP,SSH,TELNETなど。
TCP/IPにおける通信の流れ
1. 運搬に必要な情報をデータに付与する。
2. そのデータを目的地まで運ぶ。
3. 到着したら、付与された情報を紐解きつつ、データを指定アプリケーションまで届ける
TCP/IPのレイヤー
4層:アプリケーション層
3層:トランスポート層
2層:インターネット層
1層:ネットワークインターフェース層
OSI参照モデル
OSI = Open Systems Interconnection = 開放型システム間相互接続。
通信機能を、7つの階層(レイヤ)に分割して表現している。

※OSI参照モデルは、あくまでモデル。
通信を行う機器が、必ずこの通りに実装する必要は無い。
プロトコルとは?
プロトコル = 通信規約・ルール・手順
例えば「宛先・自分の住所・データ中身」というデータの送信順をルール化する。
こうやってルールを決めると、受信側は、データを判別することができる。
トランスポート層
主に、ノード間のデータ転送の信頼性を確保するための規定。
TCP、またはUDPのプロトコルを使用する。
TCPを使用する場合、信頼性の高い通信を実現する。
UDPを使用する場合、信頼性ではなく効率重視のデータ転送を実現する。
インターネット層
主に、ネットワーク間のエンドツーエンドの通信のための規定。
エンドツーエンド = 端から端まで・通信を行う二者、という意味。
この層では、IPが代表的なプロトコルになる。
ネットワーク上のノードに対し、自分の位置情報となる論理アドレス(IPアドレス)が割り当てられる。
アプリケーション層
webサービスでデータのやり取り⇒HTTPプロトコル
メールを送りたいSMTPプロトコル
ファイルを転送したい⇒FTPプロトコル
UDPとは?
シンプルなプロトコル。
送受信されるデータの誤りや、順序の違いなどを検出する機能がない。
コネクションが確立しているかどうかを確認する状態がない(ステートレス)
アプリケーション同士が最小限の仕組みでデータを送受信できるよう考案された。
TCPとUDPの違い

TCP:socket()ソケットの用意⇒connect()通信相手に接続⇒Send()情報の送信⇒close()ソケットの破棄
UDP:socket()ソケットの用意⇒Sendto()情報の送信⇒close()通信相手から切断
インターネットでサイトを観覧する場合の処理
- ブラウザがリクエストメッセージを作成する。
- OSのTCP/IP処理ソフトがトランスポート層にデータを渡す。
- トランスポート層で、データの先頭に、TCPヘッダが付けられる。
- ネットワーク層にデータが送られ、ここで行き先などのデータ「IPヘッダ」がつく。
- さらに、MACヘッダなどのヘッダ情報がついて、LANアダプタからデータが送られる。
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