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位牌とは?

日本の仏教では仏壇に死んだ家族の位牌を供える。
これはインドの仏教には無く、中国の祖霊崇拝が混入したもの。位牌の起源は儒教から。
位牌は故人や先祖の霊がかかるためのもの(依代)
ちなみに仏壇は寺院の本堂、すなわち浄土を小型化したもの。

浄土とは?

仏の国といわれるところ。
仏の住む国には煩悩がなく、清浄な世界が広がっている。
清らかで悩みも苦しみもなく、幸せに満ちた場所。
人は死後、その浄土へ導かれていく。

数珠(じゅず)とは?

仏教で仏様を拝むときに手にかけて使ったり、また念仏やお経を唱える時に何回唱えたのかを数えるために用いる仏具。
仏式のお葬式に参列する時に、お焼香の際に手に数珠をかけたりして用いる。
書き方は、珠数、念珠、念誦、誦数(ずず)などと呼ぶことがある。
日本だけでなくチベット、中国、モンゴルなど各地で古くから使われている。
日本でも、仏様と自分を繋ぐ役割として、装飾やお守りとしても普及している。

焼香とは?

葬式や法要で香を焚き、故人や仏を拝む行為。
仏教には、焼香の香りは仏の食物であるという考えがある。
故人や仏にお食事を楽しんでもらい、また、あの世での幸せを祈る。
焼香は、する側の邪気を祓って精神と肉体の穢れを取り除くともいわれる。
心と体を清め、お参りをするための作法とも考えられている。

線香とは?

お線香の香りは、お線香をあげる人の心と体や、その場を清める。
お線香をあげることで、俗世に生きる人の身と心を清め、故人に挨拶ができる。 仏教経典「倶舎論(くしゃろん)」には「生前に良い行いをした死者は良い香りを食べる」というような記述がある。
お線香の香りは故人にとっての食べ物であると考えられている。
特に、四十九日が過ぎるまでの間、死者が食べるためにたく線香を「食香」という。
宗派の中には、四十九日が過ぎるまで線香の火を消さず、死者をあの世へ導くという風習もある。

お線香に火をつけると立ち上る煙は、あの世とこの世をつなぐ橋渡しになるともいわれている。
お線香をあげる行為には、煙を通じて仏様と心をつなげ、対話をするという意味もある。

戒律とは?

仏教の中で定められている決まりごと、信者が守るべきもの。
「戒」悟りを開くために自分なりに努力するルールのこと。
「律」集団の中のルール。このルールを破った僧侶には罰則が与えられる。

五戒とは?

在家信者が日々の生活を送る上で守るべきとされている戒律 ①不殺生戒(ふせっしょうかい)
生あるものを殺してはならない。
人間、犬や猫などの動物、魚、昆虫など、すべての生き物が対象。

②不偸盗戒(ふちゅうとうかい)
他人のものを盗ってはならない。

③不邪淫戒(ふじゃいんかい)
パートナー以外と性交をしてはならない。

④不妄語戒(ふもうごかい)
ウソをついてはいけない。

⑤不飲酒戒(ふいんしゅかい)
お酒を飲まない

八戒とは?

毎月6日間だけ行う戒律

十戒とは?

僧侶になった人が守るべき戒律

四十九日とは?

人は亡くなって四十九日後に仏のもとへ向かうとされている。
その四十九日までの間、七日ごとに閻魔様の裁きを受ける。
そして四十九日に極楽浄土に行けるかどうかの最後の審判を受ける。

故人が極楽浄土に行けるよう、遺族も七日ごとに祈ることで故人に善行を足していく。
故人の審判が下る四十九日が一番重要だと考えられている。
なのでその日に法要を行い、供養をする。

また、四十九日は「忌明け」と言って、
喪に服していた遺族が日常生活に戻る日でもあるとされている。

仏陀(ブッダ・Buddha)とは?

仏(ぶつ)やほとけとも称され、悟りの最高の位「仏の悟り」を開いた人のことを指す。 原語
梵:Buddha(ブッダ)は、サンスクリット語の「知る」「目覚める」を意味する動詞ブドゥ(budh)の過去分詞形。
「目覚めた者」「真理、本質、実相を悟った人」「覚者」「智者」と訳す。
「正覚者」のことであり、聖人・賢者をブッダと呼ぶようになった。